ゴールはロジャーズ3原則の体現!
個人の枠を超えた本質的な癒しの世界
日本実践コミュニケーション心理学協会 高島です。
日本で最も詳細なNLP解説本『心が思い通りになる技術:NLP:神経言語プログラミング』、そして感情事典とも称される『心を読み解く技術:NLPパート理論』の著者、原田幸治氏による講座のご案内です。
我が国で最も緻密にNLPを実践している人気NLPトレーナー原田幸治氏から心理援助の極意を直接学ぶことができるチャンス!
これまで、コミュニケーションや心理について学んできた。
でも、何か満足できない。
もっと高みを目指したいという全ての方に、強くおすすめする講座です。
到達するレベルに合わせ、入門・中級・上級と3つのレベルで展開します。
今回は、その中級編Ⅱ。
カウンセリングの始祖、カール・ロジャーズに学んでいきます。
今回セレクトした心理援助の達人3人の中で、心理学の教科書にも必ず出てくる、もっとも著名な人物がカール・ロジャーズです。
その証拠に、1982年にアメリカ心理学会で行われたアンケート調査「もっとも影響力のある10人の心理療法家」で第1位に選ばれてもいます。
ここでは、カール・ロジャーズの足跡を駆け足で見ていきます。
カール・ロジャーズ(1902-1987)は、アメリカイリノイ州のオークパークというところで、キリスト教の厳格な家庭に生まれました。
大学進学後、当初は父の農園を継ぐために農学を専攻しますが、学生生活の中でキリスト教に興味が移り、牧師を目指すために私学に転向します。
大学卒業後、神学校に入学する(この間に妻ヘレンと結婚)も、牧師を目指す道に疑問を感じ、コロンビア大学教育学部に入り、そこで臨床心理学を学びました。
当時はフロイトが創設した精神分析が全盛で、ロジャーズもそれを学びます。
在学中に児童相談所の研修員になり、卒業後、ロチェスター児童虐待防止協会で12年間、臨床に携わります。
ロジャーズは、臨床家として対人心理援助を行う中で、次第に従来のやり方に疑問を感じるようになります。
そして、
人間は他人によって「修理」されるような存在ではなく、あたたかく見守ってくれる人との関係の中で、自らの力で問題を解決し、成長していくのである。
という考えに至ります。
そこから、『人間は自然に成長していく力を本来的に有しているので、それを害しないように見守ることが大事である』、という考えから、非指示的療法を提唱するようになりました。
これがのちに来談者中心療法と称されるようになり、さらにパーソンセンタードアプローチへと発展していきます。
来談者中心療法を実践するロジャーズに対し、医療行為につながる医師法違反ではないかと糾弾される事態が起こってきました。
そこでロジャーズは、自身が行っているのは治療行為ではないという意味も込めて、「カウンセリング」という用語を用いるようになりました。
同時に、それまで科学的な裏付けのない中で行われていた職業指導にも影響を与えます。
このあたりのことが、カウンセリングという用語が世間的に認知されるきかっけといえるでしょう。
同時に、ロジャーズがカウンセリングの始祖とも称される由縁になります。
ロジャーズは、自らが行った数多くの事例を分析しました。
そして、カウンセリングが有効であった事例に共通していた3要素を見つけます。
これが有名なロジャーズの3原則と呼ばれるものです。
実際に、カウンセリングを学べば必ず目にすることでしょう。
よくも悪くも、カウンセリングのお題目といえるかもしれません。
一般的にカウンセリングを、そしてロジャーズを学ぼうとすると、ロジャーズの本や、講師の話を通しての学びとなるでしょう。
つまり、言葉で学ぶことになります。
しかしながら、ここに落とし穴があります。
言葉を通しての学びは、「言語理解のフィルター」を避けることができません。
たとえばロジャーズは、『共感的理解』が大切だといいました。
では、『共感』ってどういうことでしょう?
『理解』ってどうやってするのでしょう?
言葉の定義とか、学術的意味とかではありません。
ロジャーズは、どういう状態のことを共感、あるいは理解としていたのか。
どんなに素晴らしい教えであっても、言葉で伝えられる以上、人それぞれの理解の違いを避けられないのです。
ですから、言葉でロジャーズを学ぶは難しい。
もちろん、ロジャーズの遺した言葉から学びを得たり、言葉遣いのパターンとして技術を学ぶことはできます。
それでも、ロジャーズがその言葉に込めていた意図や、その言葉を通じて届けようとしていたメッセージの趣旨までは、文字を通した学びでは到達が困難です。
ロジャーズを学ぶに限らず、また誰が学ぶに限らず、いわば言語理解の壁のようなもので仕方のないことでもあります。
そこで本講座では、ロジャーズの言葉を通して学ぶのではなく、ロジャーズ自身に学ぶことをします。
具体的には、NLPトレーナー原田幸治がロジャーズ本人をモデリングすることで得られた知見を伝えていきます。
ロジャーズの言葉”を”学ぶのではなく、ロジャーズそのもの”に”入り込んで、ロジャーズが見て、聞いて、感じていたこと”に”学んでいくということです。
ロジャーズの言っていることを理解し、そうなるように努力するのではありません。
カウンセリングをしているロジャーズの中に入り込んで行く体験をします。
繰り返しトレーニングします。
ですから、ロジャーズの3原則がお題目ではなく、体現していくようになります。
あなたの頭に、体に、そして心に、ロジャーズが現れてくる。
そこを目指す講座です。
生きていれば、様々に悩む場面があることでしょう。
もちろん、誰にとっても悩みは辛いものです。
ですが、本当にロジャーズ的心理援助を必要としている人は、このレベルを超えたところにあります。
まさに、どん底。
はい上がる意欲さえも起こらない。
そのような人。
実際的には、人との関わりを持とうとしなかったり、引きこもってしまっていたり、世に背を向けていたり、心の殻をぐっと閉ざしているような人…。
ですから、自分からカウンセリングに行こうという意欲や発想すら浮かんでこないような人でもあります。
そういった、本当の意味で心の支えが必要な人こそ、ロジャーズ的心理援助を必要とする人となります。
プロのカウンセラーだから学ぶべきとはいえません。
むしろ、プロが出会うすべての人にロジャーズ的心理援助をしていたら、身も心も、とても持ちません。
ですから、職業ではなく、人として。
本当に心の支えを必要とする人と出会ったときに、それをする覚悟の持てる方、持ってしまう方、持てる自分でいたいと思う方。
このような方が本講座を学ぶ対象です。
お気づきの通り、誰にでも必要なわけではありません。
一方で、身近な人、大切な人が、本当に必要としているのであれば、支えになる覚悟を持つ方もいることでしょう。
講師は、日本実践カウンセラー協会の原田幸治です。
早稲田大学大学院理工学研究科修了後、バイオ系企業において研究者として勤務したのち、2007年に独立してNLPトレーナーとしての活動を始める。200回以上の資格取得コースを担当し、約3000人の受講生と関わってきた。並行してコミュニケーションと心理の研究会『HRD Lab.』を主催し、心理援助技術の研鑽の場を提供。
コンサルティングおよびスーパーバイズのクライアントは、カウンセラー、福祉相談員、医療従事者、研修講師、大学教授、経営者、会社員と多岐にわたる。
生命科学の研究者として培った分析的視点と観察力、心理臨床家から受けたトレーニングを基に、NLP特有の『心の仕組み』の観点で人の心理を紐解くスタイルが基本。
著者に『心が思い通りになる技術:NLP:神経言語プログラミング』(春秋社)、『心を読み解く技術:NLPパート理論』(晶文社)がある。
原田幸治が心理援助の達人を徹底的にモデリング。そこから明らかになった達人の視点、思考、そしてクライアントに行っている技術を伝授していくシリーズ。
本講座は、その中級Ⅱ。
カール・ロジャーズの中に入っていきます!
レベル | コンセプト | 開催日程 | 受講資格 |
---|---|---|---|
入門 | 達人を外から観察! | 心理援助の心構えと技術トレーニング 入門(全2日間) | どなたでも |
中級 | 達人の中に入る! | どなたでも | |
【本講座】 <第1期> 満席 ① 2024.05.11(土) <第2期> ① 2025.11.08(土) | |||
上 級 | 達人の技を実践! | 心理援助の心構えと技術トレーニング 上級(全2日間) | 中級を1つ以上受講 |
これまで何人かのNLPのトレーナーから学びを受けてきました。
NLPは難解な部分が多々あります。
そしてそれを説明しようとするとフワッとなりがちだと思うのですが、原田先生の著書を拝読し、初めて理解できた点があったのです。
そんな経緯から原田先生の講座を受講したいと思っておりました。
実は・・・今年リアルな講座に参加申込をした後・・・
原田先生に教えていただくことを楽しみにしていた半面、「ついていけるのだろうか?」という不安がありました。
しかし、受講生に気を遣わせない雰囲気作り、そして受講生の状態(理解度含め)を把握して進めてくださるので、「自分のペースでいいのだな」と安心して参加することができました。
この文章を書くにあたり、原田さんの魅力を改めて考えてみて、真っ先に思いついたのは「ごまかさない」ことでした。
私自身、講師経験が長いので、ある程度質問のパターンも知っていますし、切り返し方も知っています。
しかし経験があるが故に(恥ずかしい話ですが)流してしまうこともあるのです。
しかし原田先生にはそれが一切ありません。
きっとどんな質問にも価値がある、という信念をお持ちなのだと思います。
この5月と6月にロジャーズ講座に参加しました。
ロジャーズを語る先生は他にもいると思いますが、
原田先生はロジャーズをモデリングして臨まれていますから、ロジャーズがしないことは講座内では一切なさらないのです。
どれだけ入念な準備をしているのか?それを想像すると震えを感じるくらいです。
受講生によってワークの順番や内容を変更していくことは、私を含めほとんどの講師がすることです。
しかし、原田先生のロジャーズ講座は、それだけではありません。
段階を追ってロジャーズになり切れるように設計されており、最終日には(勿論ロジャーズに、完全にはなり切れないのですが)ロジャーズの信念・価値観、そして何を見ていたのかも、私なりに理解できたようになったのです。
こんな風に書くと、原田さんの講座を受講されていない方は「緻密過ぎてついていけないのではないか」と心配に思われるかもしれませんね。
緻密・入念に準備されていると想像しますが、先生自身に気負いがない(ように映る)ので場の雰囲気が柔らかく心地よいのです。
秋にはアンソニー・ロビンズの講座に参加する予定です。
ロジャーズと真逆のコーチを原田さんがどのようにモデリングし、私たちに体感させてくれるのか?
今からとても楽しみです。
カール・ロジャーズの来談者中心療法といえば、多くの教育学部出身者が知っているでしょう。
そうでなくても、名前ぐらいは聞いたことがあるのではないでしょうか。
そんな風に思っていました。
でも、本当にそうでしょうか?
本当にそれができていますか?
知っているつもりになっていませんか?
少なくとも私は、大学の授業で学んで知っているつもりになっていました。
本講座では、ロジャーズの【覚悟】を体験できました。
どこまでも相手に向き合い、同時に自分とも向き合い受容する。それがどこまでも深く、果てしない…
例えば、講座の一環として行ったワークショップでは、参加者全員が自分の感情や思いを率直に表現する機会がありました。
初めはぎこちなく感じたこのプロセスも、原田先生の丁寧なガイドとサポートのおかげで、次第に自分自身と向き合い、他者の話に全身全霊で耳を傾けることができるようになりました。
この体験を通じて、ただ知識として知っているだけではなく、実際に相手に共感し、受容することの難しさと重要性を身をもって理解しました。
この講座を受講し、私の中で受容するという意味が変化しました。
また、本講座はロジャーズの本質的な原則に沿いつつ、日本文化に合わせた受け入れ方を学ぶことができる講座でした。
例えば、日本特有のコミュニケーションスタイルを考慮した実践的なアプローチが紹介され、それが非常に有効であることがわかりました。
スキルや言い回しを覚えて使うことより、どう生徒やクライアントを受け入れるのか、どのように自己一致するのかが大切だと実感しました。
ロジャーズが伝えたかったことはこういうことなのかと体感することができました。
講座を通じて得た最大の収穫は、実際にクライアントと向き合った時に生かすことができる具体的な技術と【心構え】でした。
このように、本講座は理論的な理解を超えて、実践的なスキルと深い自己理解を促すものであり、その価値は大きいと感じました。
講師の原田先生の学術的な知識量、理論と実践経験の豊富さ、そして本気さは他に類をみません。
大学の実践授業でもこのような講座があればと思います。
コミュニケーションや心理に関心のある方であれば、どなたでもご参加いただけます。
入門編受講者はもちろん、今回初参加という方ももちろん大歓迎です。
心理援助の達人は、実際にはどのようなことをしているのか。それを知り、そして習得していくのが目的です。ですので、必ずしもカール・ロジャーズのことを詳しく知っている必要はありません。
困っている人、苦しんでいる人の、本当の意味で支えになるということに関心のある方であれば大丈夫です。
知識として整理しなければならないことというのは、それほどありません。
ロジャーズに学ぶ内容は、とてもシンプルになっていきます。
ですので、知的な作業というよりは、シンプルに心構えが育まれるようなレーニングがメインの講座となります。
また、本当に支えになるやり方はロジャーズそのものであり、それは技術なしで、前置きなしでやれることでもあります。
そのために、コツコツとロジャーズに入る体験を繰り返します。
それは、お稽古のようなもの。
学びたい気持ちがあれば大丈夫。
どうぞ安心してご参加ください。
「入門を学んでいないからわからない」といったことのないように、本講座からの受講でもスムーズに学べるように、組み立てております。どうぞ安心してお申し込みください。
また、
という方のために、中級申込者に限り、希望される方には入門の動画(27,500円)を販売いたします。
中級お申込み時点で購入いただけますので、事前に入門を動画受講し、中級レベルの講座に備えることもできます。
上級では技術や理論を紹介する時間は取らずに、中級までの内容を実践形式でトレーニングします。
スーパーバイザー原田幸治による、公開スーパーバイズとイメージしていただけるとよろしいかと思います。
達人を外から観察(入門編)し、達人の中に入る(中級)体験から得た知識や技術を使って、実践的な練習を重ねていくこととなりますので、中級を1つ以上受講が参加条件となります。
お申込み後、1週間以内にお支払いをお願いいたします。
若干割高とはなりますが、5回払い(手数料5%)、10回払い(手数料7%)にも対応しております。
分割払いをご希望の場合は、お申し込みフォームの通信欄に、「分割払い希望(5回)」または「分割払い希望(10回)」とご記入ください。
講座名称 | 心理援助者講座中級Ⅱ『カール・ロジャーズ』 ~ロジャーズに学ぶ『寄り添いと癒しのコミュニケーション』~ |
講師名 | 日本実践カウンセラー協会 原田 幸治 |
日程(全4日間) | ≪第2期≫ ① 2025. 11. 08(土) |
時間 | 全日 10:00ー18:00 ※ 終了時間は、進行状況に応じて30分ほど前後する場合があります。講座終了後のスケジュールには、ゆとりをもってご参加ください。 |
開催場所 | 北とぴあ(予定) |
受講対象 | 心理援助に興味のある方であれば、どなたでもお申し込みいただけます。 |
定員 | 10名 |
参加費用 | 110,000円(税込) ※入門編動画は別途27,500円(税込) |
お支払方法 | 銀行振込/クレジットカード
|
お申し込み方法 | お申込みフォーム |
申し込み締切日 | 開催日の1週間前 ※ 定員になり次第、締め切ります。 |
主催者 | 日本実践カウンセラー協会 |
個人情報の取り扱い | 本講座終了後に、アンケートへのご記入をいただきます。そのご記入内容は、今後のコンテンツを改善する際の情報としてのみ利用し、第三者へ開示することはありません。但し、アンケート時に、「実名・イニシャル許可にチェックがある場合」に限っては、ホームページ等で紹介させていただくことがあります。 |
【札幌】 1.11(土) 満席
【函館】 2. 9(日)
【東京】 2.16(日)
【札幌】 4.13(日)
【東京】 4.19(土)
【大阪】 6. 1(日)
【札幌】 1. 12(日)・13(月)満席【札幌】 6. 14(土)・15(日)
【東京】 7. 5(土)・ 6(日)
【大阪】 9. 20(土)・21(日)
【札幌】 2025年 3~6月
【東京】 2025年11~2月
【札幌】 1.11(土) 満席
【函館】 2. 9(日)
【東京】 2.16(日)
【札幌】 4.13(日)
【東京】 4.19(土)
【大阪】 6. 1(日)
【Zoom】12月~ 2月 満席
【Zoom】 4月~ 6月
【札幌】2025年11月・4月
【東京】2025年3月8・9日
【東京】2025年5・6月
【札幌】 8.23(土)
【函館】12. 6(土)