普通の仕事であれば、ましてそれが専門職であればあるほど、その道のエリートが求められることでしょう。
そのための学校に行き、そのための勉強をしてきた人ほど、エリートとして信頼されるはずです。
ところが、カウンセリングはそうではありません。
カウンセリングに来る人(クライアント)は、抱えている苦しみをわかって欲しいのです。
ときには、「他人から簡単に『わかります』などと言われたくないほど苦しい」ということすらも、そのままにわかって欲しいのです。
そうなると、知識はそれほど重要な要素にはなりません。
心理学をよく知っているとか、大学院を卒業したということが、それほど役に立たないのです。
それよりも大切なこと。
それは、カウンセラーが苦しみを知っていること。
カウンセリング現場では、こういうことがわかる人材が求められているのです。
たとえば、あなたが深く傷ついているとします。
それは、試験に落ちたのかもしれないし、裏切りにあったのかもしれないし、人間関係の危機かもしれない。
その悩みを相談したときに、恵まれた環境で育ったエリートから言われる「それは辛いですね」と、
自分と同じような、もしかするとそれ以上の苦しみを味わってきた人から言われる「それは辛いですね」。
いかがでしょう。
同じ言葉であっても、心を打つ度合いが違うのではないでしょうか。
ですから、あなたに問いかけているのです。
あなたが過去に、誰にもわかってもらえないような苦しみを背負ったことがあるのなら、恵まれない環境で育ってきたのなら、理不尽な出来事を味わったことがあるのなら、「なんて自分はダメなんだ」と深く落ち込んだ体験があるのなら、その経験を活かしてみませんか?
あなたが苦しみを知っているということが、誰かの心を癒すことになる。
苦しみが深ければ深いほど、それはカウンセラーの懐の大きさになる。
マイナスがプラスになる。
苦しみを知っていることが、カウンセラーの素養となるのです。
あなたのマイナスの経験を世に役立てる意志があるのなら、ぜひ学んでいただきたい。
それが、世の苦しみを減らすことにつながるから。
上級認定講座では、初級、中級で学んだことを土台に、プロのカウンセラーに欠かすことのできない、『カウンセリングの手順』や悩み解決のための『心理療法』を4カ月かけて習得していきます。
初級コースでは、カウンセラーとして相手の話を聴く心構え「傾聴」のトレーニングを。
中級コースでは、カウンセラーに必須の3つの能力、「観察力」「共感力」「想像力」のトレーニングを、それぞれしてきました。
さて、その心構えと能力をどのように活かせば、プロのカウンセラーとして、現場で活躍できるのでしょうか?
現役の心理カウンセラーでもある講師の高島が、お問い合わせ段階からカウンセリング終了までの各段階で、自身も必ず行うことを抽出。
各段階での要素をパターン化することで、その段階ごとになにを心がければよいのかを明確にしました。
カウンセリングは生き物。
人間関係の悩みなのか、性格の悩みなのか、厄介な心の癖の問題なのか…
話を聞いてみるまで、何の悩みなのかもわからない。
だからこそ、カウンセラーには揺るがないものが必要。
目の前の話がどのように展開しても、「今なにをすればよいのか」がわかることで、自信を持ってカウンセリングを行うことができます。
人と人とが関わる以上、カウンセリングもコミュニケーションの一形態です。
そして、コミュニケーションの9割以上を非言語コミュニケーションが担います。
ということは、カウンセラーは「なにを話すのか」の9倍、自身の非言語に目を向ける必要がある。
クライアントが来る前から帰るまでの間、なにに気を配ればよいのか。
意図を理解することで、大切なポイントが手に取るようにわかっていきます。
カウンセリングには、老若男女様々な方がやってきます。
そして、人の悩みは千差万別。
カウンセラーが「自分に対応できる悩みなのだろうか?」と不安を抱えていたら、いつまで経ってもカウンセリングをはじめることができないでしょう。
そこで、これさえできれば、プロのカウンセラーとして十分通用する『7つの心理療法』をピックアップ。
「どんな悩みの人が来ても大丈夫!」の自信を培っていきます。
講座の講義、実習すべてに取り組むことで「上級実践心理カウンセラー認定資格」を取得することができます。
認定証は、講座修了時に、講師が直接授与します。
講師の高島が、実際のカウンセリング現場で高い効果を感じている心理療法や心理セラピーを伝授します。
このような観点で心理療法を厳選しました。
これら7つの心理療法マスターすれば、日常的な悩みはもちろん、パニック障害、喫煙、喪失、性癖など、ほとんどのクライアントに対応できることでしょう。
「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」と心理学者のA.アドラーは指摘しています。
これら、あらゆる人間関係のつまづきに対処できる非常に汎用性の高い心理療法です。
クライアント自身が解決策を見出すため、抵抗なくカウンセリングが進むという効果も期待できます。
人の記憶の構造に基づいた、好ましい自己イメージを作り上げ、それを自己変革に使う心理療法です。
私はこれまで、
などに悩むクライアントに実施し、高い成果をあげています。
これらの人間関係で、「怒られたくない」、「見捨てられたくない」、「嫌われたくない」といった心情になり、他人に依存してしまう人を自立に促す心理療法です。
このような問題をかかえている人の心の中の、自分と大事な人が物理的に結びついているイメージにアクセスしていきます。共依存の方にも、もちろん効果的な心理療法です。
過去における心の傷が、のちの人生に影響を及ぼすことがあります。
ビリーフ(正確には、リミッティング・ビリーフ)と呼ばれるものです。
代表的なものとして、
といった制限のビリーフです。
この制限のかかったビリーフを破壊するテクニックを伝授します。
長い間辛い経験をしてきた人々に特に有効な技術で、劇的な変化が期待できます。
問題の原因となっている体験を修正する強力な記憶を一つ作り出し、それとともに時間の流れを進んでいくことで、問題が一挙に解決するからです。
他の方法のように、一つ一つに対処しなくてもよいことが、本心理療法の一番の特徴かもしれません。
など、恐怖症全般に広く使える心理療法です。
一度の心理療法で変化が起こるため、たった1回のカウンセリングで変化を起こすことができます。
相手をゆるす技法です。
イメージワークを使って「ゆるし」の境地に辿り着くまでの”過程”を体験する作業です。
心理療法的なアプローチの中でもかなり特別な方法ですが、カサンドラ症候群など一部の方には、現状を「手放し」「あきらめ」、さらに「ゆるし」、そして前に進んでいくために必要となる心理療法です。
悩みを解消し、望んでいたこと、あるいはそれ以上の成果を得るには、まず自分が本当は何を望んでいるのかを知ることが重要です。
特に、中・長期間に及ぶカウンセリングでは、クライアントが、より基本的で価値のある目標を見つけ、そちらに向かって進んでいくサポートが大切になります。
日本実践コミュニケーション心理学協会では、家庭・企業・社会で求められる「カウンセリング能力」の習得のため、すぐに役立つ『実践心理カウンセラー認定講座』を開設しています。
教育学部にて自閉症を中心とする発達障害を専門に学び、大学卒業後は、国公立の特別支援学校教員として14年間勤務。
在職中に人間関係のストレスからうつ病を発症し、退職。
同じように苦しんでいる人の手助けをすべく、心理カウンセラーとして独立。
それと共に、自らうつ病を克服した際に用いた心理学、コミュニケーション学を応用し、独自の「必ず役に立つ、体感できる講座」を体系化する。
また、カウンセリング技術研修では、自らの経験から「苦しんでいる人が本当に必要としていること」を第一に、人の心の仕組みの深い理解、プロとしてあるべき意識の持ち方、そして必要不可欠な技術が網羅された、熱い中にも人間味のある講座を展開。
その人柄と他に例を見ない内容から、日本各地で絶大な人気を誇る。
心理カウンセリングや面談、対人援助に興味・関心のある方であればどなたでもご参加いただけますが、『上級実践心理カウンセラー』を名乗るには、中級を修了する必要があります。
資格取得は前後しても差し支えありませんので、上級講座修了後に、中級資格を取得でも大丈夫です。
心理療法とは、クライアントが記憶や思い込みを書き換える作業です。
そのために必要なことは、クライアントの心の中をクライアントと同じように感じること。
いわゆる、ペーシングです。
そして、このレベルのペーシングの学びを、実はすでに中級で行っていたのです。
中級を修了された方であれば、上辺ではない、本当の意味での心のガイド役となることでしょう。
ご安心ください。
カウンセラーとして開業した際に、実際のカウンセリングの部分では、初級から上級までの実践心理カウンセラー資格取得の学びの内容で、困ることはそれほどないはずです。
現実的には、どうやってカウンセリングの予約をしてもらうかという、マーケティングの部分が課題となることでしょう。
開業のためのノウハウや困り事は継続研修で学べます。
上級修了者は、毎月オンラインで開催する『実践心理カウンセラー継続研修』(年間24万円)に、優待価格の6万円でご参加いただけます。
『実践心理カウンセラー継続研修』では、開業までのヒントや宣伝の仕方、クライアントへの対応法など、具体的かつ実践的な内容を継続して学べます。
他のカウンセラーの動向なども参考になることでしょう。
カウンセラーになる・ならないに関わらず、本講座の一番の学びは自分自身をカウンセリングすることにあります。
あなたがラーメン屋を開くとして、いきなりお客様にラーメンを提供しませんよね。
まず最初は、習ったやり方で自分で作ったラーメンを食べてみるはずです。
そこから試行錯誤して、あなただから作れる納得のいくラーメンに辿り着くことでしょう。
本講座も、それと似ています。
カウンセリングの実践を繰り返し、心理療法習得のために何度も取り組む。
自分の心と向き合う時間です。
ですが、自分の心と向き合うというのは、けっこう大変な作業でもあります。
だから、共に取り組んでくれる仲間の存在が支えになるのです。
講座という、共に学ぶ仲間との実践ワークの過程で、あなた自身の傷が癒され、心が穏やかになっていきます。
また、偏った記憶が書き換えられたり、制限されたビリーフからも解放されることでしょう。
そうして自分の心との向き合い方を学んだら、あとは一人でも取り組めます。
あなたが自分自身のカウンセラーとなるのです。
納得のいく人生を送る。
そのことに価値を感じられるのであれば、カウンセラーになる・ならないに関わらず、どうぞご参加ください。
原則、全日程に参加の場合のみ、上級資格を授与いたします。
欠席した回については、振り替え受講、または後日、講座動画をビデオ受講となります(振り替え受講、ビデオ受講とも無料です)。
若干割高とはなりますが、5回払い(手数料5%)、10回払い(手数料7%)にも対応しております。
分割払いをご希望の場合は、お申し込みフォームの通信欄に、「分割払い希望(5回)」または「分割払い希望(10回)」とご記入ください。
講座名称 | 実践心理カウンセラー認定講座<上級> |
講師 | 高島 昌彦 |
開催日程 | |
≪第3期≫ 【札幌】 全8日間 ① 2025年 3月15日(土) 全日とも、10:00~18:00 | |
≪第4期≫ 【東京】 全8日間 ① 2025年11月29日(土) 全日とも、10:00~18:00 | |
開催場所 | 【東京】 【札幌】 |
受講対象 | 心理カウンセリングや面談、対人援助に興味・関心のある方であればどなたでもご参加いただけます。
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参加費用 | 440,000円(8日間) ※ 再受講は、132,000円 |
お支払方法 | 銀行振込にて、お申込み後1週間以内にお振込ください。 |
お申し込み方法 | お申込みフォーム |
申し込み締切日 | 講座日の2週間前 ※ お申込み多数の場合、早期に締め切ります。 |
主催者 | 日本実践コミュニケーション心理学協会 |
備考 |
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【札幌】 7.13(土)満席
【函館】 8.31(土)満席
【青森】 9.21(土)
【盛岡】 9.22(日)満席
【秋田】 9.23(月・祝)
【札幌】10. 6(日)満席
【札幌】11.17(日)
【函館】 2. 9(日)
【東京】 2.16(日)
【札幌】 7. 14(土)・15(日)満席
【札幌】11. 16(土)・17(日)
【函館 11. 23(土)・24(日)
【札幌】 2025年 3~6月
【函館】 8.31(土)満席
【青森】 9.21(土)
【盛岡】 9.22(日)
【秋田】 9.23(月・祝)
【札幌】10. 6(日)満席
【札幌】11.17(日)
【函館】 2. 9(日)
【東京】 2.16(日)
【Zoom】12月~25年2月
【札幌】2024年11月・4月
【東京】 2025年1~4月
【東京】2025年3月8・9日
【札幌】 5.26(日) 満席
【函館】12.14(日)