「あなたに相談してよかった!」
このように言ってもらえるカウンセラーがいる一方で、
「あまり効果を感じられなかった…」
カウンセリングに対する否定的な意見。
もっと極端な例では、
「傷ついているからカウンセリングに行ったのに、さらに傷つけられた。もう、二度と行かない!」
こんな感想を持たれる場合も。
いったい、カウンセラーのどこに、どんなが問題あるのでしょうか?
こんな相談事例をもとに、相談者の視点で考えてみましょう。
A子(30代女性)
職場で10年まじめに働いてきたのに、社長は、私にだけ扱いが違うのです。たとえば、私は勤務中にスマホをしていたら注意されたのに、他の社員は注意されない。私が定時で帰ると、他の社員にこっそり不満を言うなど。他の人だって、定時に帰ることもあるのに…。 私はきっと社長に嫌われているのでしょう。これから先、いくら頑張ってもきっと評価されないのでしょう。最近は、むしゃくしゃして、何もかもが嫌になってしまっています。誰かにこのことをわかって欲しいと思う私は、甘えているのでしょうか? |
<カウンセラー>
「社長さんに嫌われているし、この先頑張っても評価されないとおっしゃいましたが、実際に聞いてみないとわからないですよね。気にし過ぎではありませんか?」
悩み相談をしてこのように言われたら、いったいどんな気持ちになりますか?
傷ついているから相談したのに、さらに傷つけられることになりますよね。
カウンセラーが、
「あなたのここが問題ですよ」
とアドバイスしても、どうやら上手くいかないようです。
アドバイスが効果的でないなら、とにかく聞くのはどうでしょうか。
相談者のことを否定せずに、聞き役に徹するのです。
<カウンセラー>
いかがでしょうか?
確かに、話は聞いてくれています。
聞いてはくれているのですが、満足かと問われればどうでしょう。
「結局、なんにも問題は解決しない」
こんな風に感じてしまうのではないでしょうか?
たとえ、友だちであったとしても、相談してよかったかと問われたら、あまり効果は感じられないというのが率直なところかもしれませんね。
まして、これがプロのカウンセラーであったらどうでしょう。
期待が大きかった分、残念な想いはさらに大きくなるに違いありません。
アドバイスしてもうまくいかない。
かといって、ただ聞き続けても問題は解決しない。
それでは、カウンセラーはどのように相談者の話を聴いたらよいのでしょうか。
それは、相手の苦しみを見立てること。
カウンセラーが相手の苦しみを見立てながら聴くと、たとえばこんな言葉が口をついてくることでしょう。
<カウンセラー>
「10年間、ずっと孤独に耐えてこられたのですね。部屋で一人、壁にもたれかかっているあなたが見えるようです。辛かったですね」
いかがでしょうか。
「ああ、やっとわかってくれる人に出会えた」
肩の力がふっと緩んで楽になる。
そんな感覚になるのではないでしょうか。
このように、相談者の苦しみ、本当にわかって欲しいことを言葉にしていく。
これが、プロのカウンセラー。
実践カウンセラーです。
とはいえ、そうした一言で相手を癒やすような言葉がけ(専門用語で『ねぎらい』)は、いったいどうしたら出てくるのでしょうか?
自分もそんなカウンセラーになりたい。
相手の役に立ちたい。
そう思う人ほど、きっと一生懸命に相手の話を聞くのではないかと思います。
そうやって、一生懸命に相手の話を聞いていくと、どんなことが起こるのでしょうか?
実は、がんばればがんばるほど、皮肉なことが起こってしまうのです。
一生懸命に話を聞き漏らすまいと思って聞けば聞くほど、話の空白が気になります。
情報が不足してくるのです。
すると、どうなるか。
相手の悩みを解決してあげたいからこそ、相手に起こっていることをすべて、正確に知ろうとする。
相手のために「よかれ」と思ってしていることなのに、いつの間にか、カウンセリングが取り調べのようになってしまうのです。
そして、そうやって詳しく話を聞いていくことで、状況がつかめてきます。
それから、相手の問題点も。
「自分だったら、そうはしないなあ。なんでこの人は…」
自分とは違う受け止めや感じ方、行動をとる相手の問題点。
「相手に問題がある」と感じてしまうのです。
だから、アドバイスが出てしまう。
「こうすれば問題にならないじゃないですか(だから、あなたもそうするべきだ)」
相手の悩みを解決してあげたいという「よかれ」の想いが、かえって相手を傷つけることになってしまうのです。
尋問調にならないように、そしてアドバイスをしないように。
相手を傷つけない、否定しない聞き方があります。
これらを用いて、相手の話を、相手の立場に立って、相手の気持ちに共感しながら理解しようとする聞き方です。
いわゆる傾聴と呼ばれる技法です。
ですが、思っているほど簡単ではありません。
始めのうちはよいのです。
でも、5分、10分と過ぎるごとに、なんだか不自然な会話へとなっていきます。
それは、そうですよね。
相手がなにを言っても、
と自分の思いや意見は言わずに、ただただ聞いていくのですから。
ほかにも、たとえば質問には、直接は答えないわけです。
たとえば、冒頭のA子さんの、
「誰かにこのことをわかって欲しいと思う私は、甘えているのでしょうか?」
という質問に対しても、
「ご自身のことを甘えているのかと思っていらっしゃるのですね」
となる。
一度や二度ならともかく、毎回質問にこのように応えていては、「質問しても答えてくれない」と不信感を持たれる恐れもあります。
おまけに、どんな話であっても受容や共感、自己一致を守れるかというと難しいものがあります。
たとえば、こういう話をされて、それでも心から受け入れて話を聞いていこうとするのは難しいものがありますよね。
※ 先回りしてしまいますが、このあとお伝えする『絶対的な傾聴』だと、上記のような話を「その人ならではの大事なもの」として心の底から受容して聴いていくことができます。 |
なにより、一番のポイントは、ただ聞き続けていても相手が満足しないことです。
不満気な相談者がそこにはいることでしょう。
では、いったい、どのようにカウンセリングをしていけばよいのでしょうか?
どのように聴いていくと、
「ああ、やっとわかってくれる人に出会えた」
と相談者を癒やす一言『ねぎらい』が、あなたの口から出るようになるのでしょうか。
一生懸命がダメなら、一生懸命にならない?
そんなはずはありませんね。
もちろん、一生懸命になるのです。
ただ、一生懸命になる対象が違う。
それは、相手の話す言葉ではなく、感情。
まず真っ先に、感情にアプローチする必要があるのです。
言葉になっていない相手の気持ちに寄り添っていくのです。
言葉になっていないということは、相手の話を、「いつ、どこで、誰が、何を?」と一生懸命に聞いていてもわかりませんよね。
言葉になっていないのだから、言葉以外。
そう、非言語に答えはあるのです。
その非言語を読み解く力が、
見えているのに観ていないものを観る力。
聞こえているのに聴いていないものを聴く力。
感じているのに意識していないものを意識する力です。
この3つの能力を用いて相手の非言語を読み解いていく。
すると、これまで気づくことのできないでいた相手の苦しみに気づけるようになります。
たとえば、冒頭のA子さんの相談事例。
A子さんの苦しみを見立てられるようになると、部屋で一人悔し涙を流しているA子さんの姿が見えてくることでしょう。
夕日の中を一人とぼとぼ帰るA子さんの足音が聞こえてくるかもしれません。
『観察力』『共感力』『想像力』を用いてA子さんの話を聴いていく。
そうすることで、誰にもわかってもらえず、孤独に耐えてきたA子さんの悔しさ、悲しさがあなたの心に再現されることでしょう。
よく長年、その状況に耐えてきたなあと、A子さんの孤独な頑張りにエールを送りたい思いにもなるかもしれません。
それらの思いが、あなたの口を動かすのです。
<あなた>
「10年間、ずっと孤独に耐えてこられたのですね。部屋で一人、壁にもたれかかっているあなたが見えるようです。辛かったですね」
と。
「誰にもわかってもらえなかったのに、この人だけはわかってくれた…」
感情の浄化(catharsis)が起こることで、初めて相手に、自身の問題を乗り越えようとする意欲がわいてきます。
客観的に問題を分析する冷静さも生まれてきます。
多少の困難でも「なんとかなる」という自信も芽生えてくることでしょう。
結果として、相談者の中から問題に対処するアイデアが出てきたり、カウンセラーの話に耳を傾けられるようになっていくのです。
会社員
工藤 ひとみ 様
私がこの講座を受けようと思ったきっかけは、「今の仕事に活かして少しでも役に立ちたい」と思い立ったからです。
講座では、講師の高島先生が、目の前の受講生を一人一人『観察』し、その人にあった『ねぎらい』の言葉を繰り返して掛けてくださいました。
その言葉の力で、私を含めた会場内の参加者が癒されていくのを目の当たりにし、『カウンセリングとはこういうものか!』と実感できました。
書き文字からは伝わりにくい感情の動きを、目の前で見て感じることができ、理解がより深まったと感じています。
講座を受ける前の私は『ねぎらいの言葉』のレパートリーを必死で覚えようとしていました。
しかし講座を通して、大切なのは「すごい言葉」を掛けることではなく、「観察力・共感力・想像力」を研ぎ澄まして耳・心を傾け、相手の苦しみに寄り添い、そこから生まれる「ねぎらいの言葉」を心を込めて伝えることだと理解することができました。
最も衝撃的だったのは、高島先生が仰っていた「ねぎらいの言葉は相手の思っていることと違っていてもいい」ということです。
「間違えたと気づいたら、そうなんだ、じゃあ、こういうことなんだね!と切りかえてあげればいいんだよ」という高島先生の一言で、目からウロコが落ちたように感じました。
失敗することは悪いことではなく、新しい発見だと捉えればいいのだ、と背中を押してくれたように思えて、心が和らぎました。
この講座に参加したことで、たくさんの気づきがありました。
そして、「ねぎらいの言葉」をかける勇気をいただきました。
講座に参加したあと、ふとした時に「さて、仕事で活かすためにはどうしたら良いかな?」と自問自答している、そんな自分を楽しんでいます。
講師の高島先生、お忙しい中会場まで駆けつけてくださった丹下坂先生、そして一緒に受講した皆さんとの出会いに、ただただ感謝!です。
この先の毎日が、私にとっても皆さんにとっても素敵な日々となることを心より願っております。
貴重なお時間をありがとうございました。
美容師
鷲野 咲恵 様
高島先生、丹下坂先生と受講者の方との2日間。
私は心が温まっていくのを確かに感じました。
それはじんわりじんわり私の中に広まって、やがて体全体を優しく包み込む。
それは、相手が自分を思ってくれる心の温度そのものだったと思います。
カウンセラーとしての心構えや具体的な技術など、学びを得たこと、頭を使って考えたことはたくさんあります。
ただ、それらをどんなに上手に使えても相手を想う心がなければどんなに色をつけても形を変えても届かないこと。
それを心で実感しました。
先生が語るその言葉、表情、空気感、そのすべてにクライアントを思う心の温度を感じ、受講生とのワークでは私を思ってくれる気持ちがそのまま私を温めてくれました。
単に教わるのではなく起こっていたのはまさにカウンセリング。
それを心で感じられたこと、本当にかけがえのない特別な時間でした。
もうひとつ、私が感じた大切にしたいこと。
それは初めて自分を愛おしいと思えたことです。
弱みもあっていい。
これじゃなきゃ私じゃないし、これだから私で居られる。
これで良い。
たくさんの色を無理に持たなくていい、持ってる色に深みを持たせたらいい。
好きじゃない色は好きな色を重ねてみたら、綺麗な色になるかも知れない。
そんな風に思えました。
「こんな私、嫌だな」と落ち込んでいるもうひとりの私に「もう大丈夫だよ」と声をかけると、笑顔でこっちを向いてくれたような気がしました。
いろんな私と手を取り合えたら、難しい道も踏みしめながら歩んでいける気がする。
弱みは強みに、まだまだ成長できる。
そんな勇気が湧いてきました。
過去に、無意識のうちに抱えこみ、頑張れなくなり、そんな自分も嫌になり、前を向けなくなった時があります。
そんな自分が少しずつ前に進んで来られたのは、私を温めてくれた人がいたからです。
自分のために心を痛めてくれた人が居るからです。
誰かが自分に寄り添ってくれたら、その温度がチカラになる。
あの時温めてもらった自分の心。
今度は冷めないように自分で温められるように。
そして誰かを温められたら。
今、つらい思いをしている方がいたら、
苦しい時間が1秒でも短くなってほしい。
明日なんか来ないでほしい、そう思う日が1日でも減りますように。
その苦しみを、心の叫びを誰かに吐き出せますように。
「辛い」、「苦しい」って言えますように。
それを、わかってくれる、寄り添ってくれる人がひとりでも側に居ますように。
そう強く願いつつ、当たり前の日常に感謝しながら今日という日を丁寧に生きたいと思います。
本当にたくさんのことを感じた講座。
こんなに心が反応する学びは初めてでした。
改めて、高島先生、丹下坂先生、一緒に学びを深めて下さった受講者の皆さん、ありがとうございました。
会社員
佐々木 ほずみ 様
初日、講座の冒頭で、高島先生から「今日これからの講座は自分の心が楽になるために学ぶものというより...なにか割に合わないような、少しご自身に厳しい内容の学びになるかもしれません」というお話がありました。
それを聞いたときに私の中に、これからカウンセリングの本質について学べるんだという、ぴりっとした緊張感のようなものが走ったのを覚えています。
素敵な笑顔の奥でいくつも悩みを抱えている方、明るくて優しいのに不安に押しつぶされそうになっている方など、表面から受ける印象からだけではわからない様々な人の心を「観察し、共感し、想像する」ことの難しさ、厳しさと大切さを丁寧に教えていただいた2日間でした。
私自身も自分のことを聞いてもらい寄り添った言葉をもらえることで、それまでひとりで、思い込み心の中で硬くなっていた事柄が、ほぐれて癒される体験を得ることができました。
そして、なにより同じ方向を見ている方々と一緒に過ごした時間がこれからの自分の力になると思います。
2日間の講座を終えたとき何か自分の中に芯が通ったような感覚がありました。
高島先生がおっしゃっていた学びをやり通せたから得られた感覚なのかもと、今こうして振り返ってみて改めて感じています。
高島先生、丹下坂先生、一緒に受講したみなさん、充実した時間をありがとうございました。
アロマセラピスト
関村 友子 様
ねぎらいを届けることをもっと学びたい、出来るようになりたい!と思い、再受講しました。
ワークをした時の、自分自身の変化と、相談者の方の表情の変化が一番印象に残っています。
以前、学んだ時よりも、相談者さんのお話がスッと入ってきて、何を分かって欲しかったのかが見えて、その部分に対して丁寧にねぎらいを届けることができました。
もちろん、相談者さんの全てを分かったとは、まだ言えません。
それでも、相談者さんの表情や声が明るくなったり、ホッとゆるむ感じになり、
気持ちを汲むことができた!
ねぎらいが届いた!
という体験をさせていただきました。
学びを続けていくと、身につくのだと実感し、嬉しく、また、継続の大切さを感じました。
私の大切な経験として、また宝物が1つ増えました。
ありがとうございました。
美容師
鷲野 咲恵 様
講座を受けるたびに違った学びがあり、特にワークでは感じ方が以前と少し変わっていることを実感できました。
聞き方の癖を知れたことで、『入る』『出る』を意識するようになりました。
『出る』ことはとても難しいです。
でも意識することで第二ポジションで感じる感情が自分の感情とは違うものとして感じるときがありました。
『あなたの痛み』と『自分の痛み』の違いが言葉は理解できていても、感じれずにいたので、
「これってもしかして!」
っていう種を発見した気持ちです。
芽がでるように丁寧に育てます。
繰り返し学ぶことは同じ円を回るのでなく、1段ずつらせんを上がっていくんですね。
課題も明確にしていただきました。
『言葉を削ぐこと。
不安だから言葉が多くなる。
咲恵さんなら非言語で十分に伝えられます。期待していますよ』
と微笑んだ先生の顔が印象的でした。
ありがたい言葉です。
課題が見えたことは大収穫です。
頑張ります!
そして、講座で感じたことを振り返る中で、
自分を良いか悪いか評価する私が居ることに気づきました。
ゆっくり向き合おうと思います。
心動く、特別な時間をありがとうございました。
日本実践カウンセラー協会では、家庭・企業・社会で求められる「カウンセリング能力」の習得のため、すぐに役立つ『実践心理カウンセラー認定講座』を開設しています。
「カウンセリングとは…」
「傾聴とは…」
言葉の説明だけよりも、実際にやり方を見た方が、格段に理解が深まりますよね。
大学をはじめとする教育機関、あるいは資格を授与する様々な団体でカウンセリングを学んでいる人はたくさんいます。
あなたもその一人かもしれませんね。
そして現実には、そうしてカウンセリングを学んでいても、カウンセラーである先生や講師が実際にどのようにカウンセリングをしているのか、一度も目にしたことがないという人が、実は多いのです。
音楽教室で、先生の手本を一度も聴かないでピアノを弾けるようになる生徒はいませんよね?
料理屋で、師匠が包丁を握っているところを一度も見ずに料理を覚える弟子も、もちろんいませんよね?
本講座でも、全てのワークで、プロのカウンセラーである講師がデモをお見せします。
「こうやってやります」
というお手本があるだけで、やることがわかりやすくなります。
明確になります。
そして、目指すべき目標ともなることでしょう。
心理カウンセラーとして、17年に渡り、9000人以上の悩み相談に関わってきました。
夫婦関係、親子関係、上司との関係、部下との関係、同僚との関係、自分の性格、性癖、依存症、障害・・・
あげればきりがありません。
目の前に、どんな悩みをもった相談者が現れるのか。
相談者のお話を聴いてみるまでは、まったくわかりません。
それでも、様々な悩みの種類に対して、対応することができます。
それは、今でも日々、講座でお伝えする内容を、講師自身が学んでいるからです。
あなたは今、どんな現場でお仕事をしていますか?
医療、福祉、教育、産業、司法。
仕事はしていないけれども、身近な人の相談に乗ることが多い、という方もいるかもしれませんね。
参加される方の背景や思いは、人それぞれ違います。
いくら良いアドバイスだったとしても、それが、自分に合っていないと感じるものは、学ぶモチベーションが下がります。
結果、身に付かないということになります。
旅行を想像してみてください。
温泉宿に泊まってゆっくりしたいと考えている人に、プール、テニスコート、ジムの設備の充実度を説明したとしても、
「そんな設備もある宿なのね」
くらいにしか感じられないでしょう。
それよりも、温泉はいくつあるのか、どんな泉質の温泉があって、どんなことに効くのか、広さはどのくらいか、どんな露天風呂なのか。
こんな内容の方が、ぐっと関心が向いていくはずです。
講座も同じです。
全員が関心を持って学びたいことと、一人ひとりが関心を持って学びたいことは、違うのです。
なにを必要としているのか、なにを求めているのかを講師が見極め、一人ひとりに応じた的確なフィードバックをしていきます。
※フィードバックとは、相手の言動に対して改善点や評価を伝え、軌道修正を促すことです。
カウンセリングとは、相談者の問題ではなく苦しみを見立てていくものです。
その苦しみとは、言葉にはなっていない、言葉の奥にあるもの。
ですから、言葉だけではなく、相手の『非言語を読み解く3つの力』を磨いていきます。
講座の講義、実習すべてに取り組むことで『中級実践心理カウンセラー認定資格』を取得することができます。
認定証は、講座修了時に、講師が直接授与します。
日本実践カウンセラー協会発行
「中級実践心理カウンセラー」認定証
教育学部にて自閉症を中心とする発達障害を専門に学び、大学卒業後は、国公立の特別支援学校教員として14年間勤務。
在職中に人間関係のストレスからうつ病を発症し、退職。
同じように苦しんでいる人の手助けをすべく、心理カウンセラーとして独立。
それと共に、自らうつ病を克服した際に用いた心理学、コミュニケーション学を応用し、独自の「必ず役に立つ、体感できる講座」を体系化する。
また、カウンセリング技術研修では、自らの経験から「苦しんでいる人が本当に必要としていること」を第一に、人の心の仕組みの深い理解、プロとしてあるべき意識の持ち方、そして必要不可欠な技術が網羅された、熱い中にも人間味のある講座を展開。
その人柄と他に例を見ない内容から、日本各地で絶大な人気を誇る。
児童心理学士。
大学では、社会心理学、人格心理学、犯罪心理学等、幅広く心理学を学ぶ。
卒業後、公立の小学校の勤務を経て、2006年、「カウンセリングMaNa」設立。
17年間で接したクライアントは9,000人を超える。
発達障害、不登校、職場・家庭・恋愛・人生の悩みと、クライアントが抱える問題は多岐に渡る。
そのクライエントが抱える生の悩みを詳細に分類、分析、体系化して作り上げたコミュニケーションを主体とした各種講座は、男女、年齢問わず、幅広い層の支持を得る。
受講者一人ひとりの想いに寄り添いつつ、会場全体を一つにまとめていくその手腕、そしてその温かさは、受講者の心に深く沁み込んでいく。
「視点が変わる」、「相手の立場に立つ」と『わかる』という体験はありませんか?
たとえば、あがっている人を見て「もっと堂々と話せばよいのに」と思っていたが、実際に自分も人前に立ってみたら緊張する気持ちが『わかる』といった体験。
専門用語で知覚位置といいます。
「考える」より、「感じる」ことで早く習得できることはたくさんあります。
共感力や想像力を磨く作業がまさにそれ。
本講座では、イスを使ったワークなどたくさんの工夫された活動があります。
その活動を通して、誰にでも、見えていなかった相手の心の動きが、簡単に見えるようになっていきます。
初級では、心理カウンセリングの土台、1丁目1番地を学びます。
中級では、心理カウンセリングで欠かせない『ねぎらい』と、それを使いこなすための実践力を身につけていきます。
初級・中級とも、初めて学ぶ方でも心配なくご参加いただけます。
『観察力』や『想像力』によって、人に対する思い込みがなくなるので、無自覚に相手に期待することがなくなり、ネガティブな感情がわきにくくなってきます。
また、『同調』という心の自然現象を理解し、活用していくことで、感情の動きが大きい人間関係において、自分の身体反応(感情、情動、衝動)に振り回されなくなっていきます。
本講座を学ぶことで、自分自身をカウンセリングして行けるようになります。
ですから、その後の人生の、心の安定と生きやすさが大いに高まることでしょう。
本やインターネット、学校や他団体では習ったことのない内容構成となっています。
ですので、参加する誰もが初めての体験です。
また、初めからうまくこなせる人は、なかなかいないものです。
試行錯誤を繰り返して上達していきます。
そのために2日間という講座時間を確保しています。
どうぞ安心してご参加ください。
心優しい方ほど、相手の辛い話に相手以上に心を痛めてしまいます。
でもそれは、自他を分けて聴くトレーニングができていないから。
生まれながらの聴き方に頼ってしまっているからです。
この『相手の苦しみに心を痛めながらも、自他を分けて聴く』聴き方については、中級講座、そして優待価格でご参加いただける実践コミュニケーション1級認定講座で、徹底的にトレーニングしていきます。
具体的には、相手の話を「誰の目線で、どのようにイメージしていくのか」というトレーニングです。
これまで性格だと思い込んでいた、自分自身、そして他人への見方が変わっていくことでしょう。
カウンセリング技術としてはもちろん、心や人を知る意味で。
そして、自分自身の心を安定させている意味でも、効果的な学びとなります。
お申込み後、講座受付のメールが届きます。
記載内容をご確認の上、1週間以内にお支払いください。
若干割高とはなりますが、5回払い(手数料5%)、10回払い(手数料7%)にも対応しております。
分割払いをご希望の場合は、お申し込みフォームの通信欄に、「分割払い希望(5回)」または「分割払い希望(10回)」とご記入ください。
第9期 満席
【札幌】 6月
かでる2・7 北海道立道民活動センター
講師 | 高島 昌彦 |
---|
① 6月14日(土)10:00~17:00
② 6月15日(日)10:00~17:00
第10期 残席僅少
【東京】 7月
北とぴあ
講師 | 高島 昌彦 |
---|
① 7月 5日(土)10:00~17:00
② 7月 6日(日)10:00~17:00
第11期
【函館】 9月
函館市亀田交流プラザ
講師 | 高島 昌彦 |
---|
① 9月13日(土)10:00~17:00
② 9月14日(日)10:00~17:00
第12期 残席僅少
【大阪】 9月
エル・おおさか 大阪府立労働センター
講師 | 高島 昌彦 |
---|
① 9月20日(土)10:00~17:00
② 9月21日(日)10:00~17:00
第13期
【札幌】 10月
かでる2・7 北海道立道民活動センター
講師 | 高島 昌彦 |
---|
① 10月 4日(土)10:00~17:00
② 10月 5日(日)10:00~17:00
第14期
【東京】 10月
北とぴあ(予定)
講師 | 高島 昌彦 |
---|
① 10月25日(土)10:00~17:00
② 10月26日(日)10:00~17:00
第15期
【東京】 2026年1月
北とぴあ(予定)
講師 | 高島 昌彦 |
---|
① 2026年1月31日(土)10:00~17:00
② 2026年2月 1日(日)10:00~17:00
第16期
【大阪】 2026年3月
エル・おおさか 大阪府立労働センター(予定)
講師 | 高島 昌彦 |
---|
① 2026年3月28日(土)10:00~17:00
② 2026年3月29日(日)10:00~17:00
講座名称 | 実践心理カウンセラー認定講座<中級> |
講師 | 日本実践カウンセラー協会 高島 昌彦/丹下坂 愛実 |
受講対象 | 心理カウンセリングや面談、対人援助に興味・関心のある方であればどなたでもご参加いただけます。 |
参加費用 | 88,000円(2日間)
|
お支払方法 | 銀行振込/クレジットカード
|
お申し込み方法 | お申込みフォーム |
申し込み締切日 | 講座日の1週間前 ※お申込み多数の場合、早期に締め切ります。 |
主催者 | 日本実践カウンセラー協会 |
備考 |
|
〒060-0002 北海道札幌市中央区北2条西7丁目 道民活動センタービル
お申し込みの際は受講規約に同意の上、お申し込みください。
【大阪】 5.31(土)満席
【大阪】 6. 1(日)満席
【札幌】 6.14(土)増設
【札幌】 6.15(日)満席
【東京】 7. 6(日)満席
【函館】 7.21(月)
【東京】 8. 2(土)増設
【東京】 8. 3(日)増設
【札幌】 8.23(土)
【大阪】 9.20(土)増設
【大阪】 9.21(日)
【札幌】 6. 14(土)・15(日)
【東京】 7. 5(土)・ 6(日)
【大阪】 9. 20(土)・21(日)
【札幌】 3~6月 満席
【東京】 11~2月
【大阪】 5.31(土)満席
【大阪】 6. 1(日)満席
【札幌】 6.14(土)増設
【札幌】 6.15(日)満席
【東京】 7. 6(日)満席
【函館】 7.21(月)
【東京】 8. 2(土)増設
【東京】 8. 3(日)増設
【札幌】 8.23(土)
【大阪】 9.20(土)増設
【大阪】 9.21(日)
【Zoom】 4月~ 6月
【Zoom】 9月~11月
【東京】7月・9月
【札幌】11月・4月
【札幌】 8.23(土)
【東京】11. 8(土)
【大阪】12. 6(土)
【東京】2025年11・12月